静かな夜 3.即興/クラシックなサウンド

いつの間にか11時。

ちょっとオチビサマの部屋を覗いてきます。

本を読みながら、眠ってしまったようでした。電気を消してきました。

12月27日、昨日のライブ。

cb、cellの岡本希輔さんに誘っていただいて実現。

岡本さんと、pf,double reedsの中溝俊哉さんとの、トリオ。

四谷にある「喫茶茶会記」という、とてもお洒落で落ち着いた隠れ家のような会場でした。

今までやってきたものとは違う側面に出会えるかと期待していたけれど、本当に違っていた!!

私のベースにあるクラシックなサウンドなんです。

かえって困惑してしまった・・・

即興の時には自分のクラシックな要素は知らず知らず滲み出ているにしても、ノイズ的要素や増幅された音を相手にした場合は、どうしても無力感を感じることが多いので、クラシックとは違うアプローチを追及してきた感がある。

でも今回のトリオでは、真逆。

いつも慣れ親しんできた即興でのやり方だけでは、私が破壊者になれるかも・・・、っていうくらい 繊細な響き。

さ~てどうしようかな、、、

これがまた、新鮮で楽しかった。

イメージが湧いてきて、ヴォイスでかなり長いこと続けた。気がついたらなんだかゼスチャーというか手も動かしていた。

前半の終わりの短い時間、どうしてもシンプルにしたくて、初めてボディー・パーカッションのみで表現してみた。シンプルにしても何かが出来る・・・、と実感。

とにかく音色にかなり気を使った演奏にもなった。

トムトムをティンパニーのように使ったり、、、このときたまたまなのか、中溝さんが狙ったのかわからないのですが、ピアノの低音で弾く2つの音が見事にトムトムの音程と一致したのでした。

不思議・・・

後半の途中から、お客様の一人でクラシックの声楽家の女性や、我が相方のやましんの鍵盤ハーモニカも加わったり、これもまた良かった。

クラシックの雰囲気だけでもいけそうなサウンド、でも誰かが発する音に反応して変化していったり、停滞したり、爆発したり。

いままでとはまた違う味わいの即興、これも私には大事な要素だな~~~、と感じたライブでした。

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