寺小屋第2弾は、伊東猛士さんをお迎えして、無事終了しました。
私は急の仕事で前日までバタバタしていて、ティータイムのお菓子も当日になって焦って作ったりで、伊東さんご夫妻が到着したときにはまだロールケーキの生クリームを泡立てていて、ちょっと慌しく申し訳ありませんでした(汗)
お客様は娘のお友達のお母さんや、即興のお仲間、伊東さんのお友達・・・、やはり女性が気になるお肌の話ということで、女性が集まりました。
伊東さんは我が家の音楽室であるスタジオの吸音用の穴があいている壁に、プロジェクターで画像を映して講演してくださり、あまりよく知らなかった肌の構造なども細かく説明してくださいました。
レポートしようと思ったのですが、メモを取っていたわけではないので、私の心のメモに残っていることを書いてみたいと思います。
まず聞いたことがあるけどなんだかぜ~んぜんわかってなかった言葉「界面活性剤」。
これって化粧品やら洗剤、食品、工業材料など、ありとあらゆるモノに使われているそうで、ビックリ。
石油から作られるものにも種類が沢山あり、自然物質のものもある。
石鹸の材料になる油も、なんでも材料にすることは可能だけれど、その油脂に含まれる脂肪酸には刺激性の高いものもあるので、自然な材料で手作りすればカラダにいいってわけでも無い。
う~~ん、私のようなアトピー体質のひとはとにかく刺激が少ない材料、しかもその成分に着目しなくては意味が無いんだ。
そして、皮膚の構造。皮膚はいろいろなかたちで、私達を守ってくれているんだと気がつきました。
以前かかっていた漢方の先生が言っていた「肌は体の中身を包んでいる風呂敷なの。あなたのようなアトピーのひとはその風呂敷に穴が開いたり生地が薄くなってしまったりしてるから、一段と外からの刺激にすぐやられちゃう訳。」
石鹸やシャンプーで表皮の汚れを落として清潔にすることは大事だけれど、肌を守っている油を必要以上に洗い流してしまうとバリアーが無くなってしまう。
ごしごし擦り過ぎて皮脂をとり過ぎた上に皮膚に刺激を与えて傷ついたら、こりゃたまったもんじゃない。
その上、石鹸やシャンプーを洗い流さずに皮膚や頭皮に残したままになると、これはもうひどい刺激を与え続ける訳で肌を苛めていることになる。
やはり以前通っていた皮膚科の先生は(女性)、「アトピーのヒトだけに教えてあげてるんだけどね、顔は夜お風呂に入ったときに石鹸で洗えば、朝は洗わなくていいのよ。体は3日に一度石鹸使えばいいの。洗いすぎてはダメよ!」と言われました。
なるほど、理にかなっている。
人によって私のようにヒドイ乾燥肌もあれば、ニキビができやすい脂性の人もいる。
結局自分がどんなタイプの肌なのか、そのタイプにあった石鹸やシャンプー、化粧品を使えばいいわけだ。
そして、伊東さんがこだわったことは「低刺激」ということ!!
そんなことを、お話を聞いて実感しました。
お話の後リビングに移動して、ティータイム。
お茶を飲みながら、皆でいろいろ話しました。
やはりお値段について、主婦としてはなかなか続けて購入するのは難しいよね~、なんて話題も・・・。
伊東さんの立場から、大量生産は不可能な材料であり製法なので、どうしても幾分高めの金額になってしまうとのこと。
これまた納得です。
いい物だからたくさんの人に使って欲しいけれど、必要以上に料金を下げると赤字になってしまう。
多少購買者数が上がれば、もう少し安く出来るんだろうな~~。
伊東さんの研究を重ねて創られた石鹸をみなさんに配られて、刺激の無いモノにこだわった成果は?!
後で感想を聞いてみたいですね。
私は脱ステに失敗してアトピーをもの凄くこじらせた時と、不思議なことに伊東さんが石鹸を夢中になって研究している時がぶつかって、試作品として出来上がった石鹸を使わせていただきました。
本来顔に使うものだろうけれどあまりにも辛かったので、贅沢にも全身に使わせていただき本当に助けていただきました。
実は伊東さん化粧水も作られていて、私は試作品を試した時に一目惚れしちゃったので「是非欲しいです!」、と申し上げたところ、まだ製品化していないそうで残念。
今まで石鹸も化粧品も全く興味がなかったであろう伊東さんが、奥様やご自身の皮膚の問題にぶつかり、持前のオタク精神と言うのでしょうか(笑)、研究熱心さ故にお金も時間も費やしてとことん追求し、納得できたモノをとうとう創ってしまった。
せっかく生まれた納得できる品物をそのままお蔵入りするなんて、もったいないと思うのです。
お話を聞いて・・・、私はアスミカ(伊東さんの会社)の回し者でもなんでもないけれど、この石鹸が役に立てる人たちのもとに届いたら いいな~~、と心から思いました。
株式会社アスミカのHP