新境地~ガジュマル・アンサンブルのコンサートを終えて

サカキマンゴー&ガジュマル・アンサンブル at 武蔵野美術大学

中村とうようコレクション展

Sakaki Mango & Limba Train Sound Systemさん作成 (アルバム) · 月曜日に更新 · 武蔵野美術大学で撮影


9月10日に渋谷での「ガジュマル・アンサンブル featuring サカキマンゴー」@公園通りクラシックス、そして12日には 親指ピアノとマリンバによるスペシャルコンサート」@武蔵野美術大学、どちらも無事に終了出来ました。

暑い中お運びいただいた皆様、応援してくださった皆様、本当に有難うございました。

渋谷も武蔵美も、沢山の方々にお越しいただき、嬉しい驚きでした。立ち見になってしまったり、武蔵美においては中に入れず、ロビーで映し出された映像から聴いていただいたお客様もいらしたそうで、申し訳ありませんでした。

そのような状況でありながら、皆様に嬉しいお言葉をかけていただき、心から感謝しております。

前の日記にも書きましたが、今回のコンサートは昨年の演奏を、故 中村とうよう氏が聴いてくださり、とても喜んでいただけたのがきっかけで実現しました。

「ガジュマル」という名前も、前回の「しまうま」ではちょっと軽すぎるので、「新たに名前を考えなさい」と、とうよう氏に勧められて変えました。メンバー3人でいろいろ考えてもなかなか決まらなかったのですが、最終的に決めた「ガジュマル・アンサンブル」という名前を、とうよう氏も気に入ってくださったようでした。

とうよう氏との繋がりは、メンバーの代表的存在の北澤さんが以前、とうよう氏の下でお仕事をしていたからでした。また、昨年大学以来初めて3人でコンサートをすることにした時に、北澤さんと村松さんが大学生の頃から好きだったアフリカの音楽を演奏しようということで、サカキマンゴーさんと共演できたら・・・という北澤さんの思いと、偶然にも直前にマンゴーさんのCDを買っていた村松さんの勧めで、3人でマンゴーさんのライブに行くことから始まりました。

でも3人ともマンゴーさんの音楽が素晴らしすぎて、共演していただくのは無理かもね~~、なんて諦めかかっていたのですが、北澤さんのお知り合いで、マンゴーさんのことをよく知っていらっしゃる音楽評論家の方が橋渡しやら後押しをして下さったそうです。そして、マンゴーさんに共演を快諾していただき驚いたのが昨年の4月でした。

考えてみると、沢山の人々に絶妙なタイミングで助けていただいたからこそ今があるのだと、実感です。まるで橋の無い川を渡る時に、一歩踏み出す前に、必ず大きな足がかりをそっと差し出していただいているような・・・。

あらためて、感謝の気持ちでいっぱいです。有難うございました。

そして空の方に向かって・・・、中村とうよう先生、本当に本当に有難うございました。褒めていただいた私たち3人の”天然ぶり”が生かされるような演奏をして精進したいと思います。

昨年初めてのコンサートで演奏した、ネマムササの動画です。

\”Nhemamusasa\”サカキマンゴー& ガジュマル・アンサンブル 2010

コンサート直前のリハーサルで、私たちが採譜したネマムササとマンゴーさんの演奏するネマムササが、実は同じだけど違う(うまく説明できません、ゴメンナサイ)ということが発覚。もう一度曲の大解体状態になり、普段クラシックに慣れ親しんだ私達ガジュマルの3人は、もう頭が真っ白に。おそらくそんな私達を相手に、この曲を演奏しなければならないマンゴーさんは、もっと困ったのではないでしょうか?

たった二日くらいだったと思いますが、言葉どおりご飯を食べる時間も惜しんでリハーサルと言うよりは音の組合せを解明し、曲をつくり上げることに必死でした。前日のリハーサルが終わっても、まだ仕上がっていないような、恐ろしい状態。私たちの頭の中は、完全に沸騰してドロドロだったように感じました。

でも、当日演奏して、なんとか形になって、とても嬉しかった。とはいえ、その他のガジュマルだけで演奏したアフリカ系の曲も頑張って弾いたけれど、まだまだ楽しいと感じるには程遠い状態でした。

そんな私たちですが、中村とうよう氏から今回の武蔵美で「中村とうようコレクション展」でのコンサートに、サカキマンゴーさんと共にガジュマル・アンサンブルで演奏しないかというお話しをいただきました。

一般のお客様をお呼び出来るかわからなかったこともあり、それならばもう一度渋谷でもライブとして演奏しようということになったのが、10日のコンサートです。

昨年の苦労は決して無駄ではなかった!!

マンゴーさんとコンサート前のリハーサルをするまでに、音の重なり方を意識してリハーサルを重ねました。

慣れてくると、昨年長く感じた曲がとても楽しくなってきて、お互いの音も重なり具合も聞こえてくるようになってきました。

そして今年もコンサート直前のリハーサル、やっぱりものスゴ~ク濃い時間となりました。

私個人にとって、今年は昨年よりも重く、ガッツリとマンゴーさんとハモるという大役がテンコ盛り、しかもマイクを通すというので、もうどうにかなりそうに・・・。その上、武蔵美では、録音する!!!

今年は昨年よりも余裕を持って楽しく演奏出来ると思いきや、またもや本番までドキドキドキドキ。

こうやって書いてると、クラシックの曲はいい加減にやってたみたいですが、事前にしっかりと真面目に取り組んでいましたよ。

ただ、あまりにも共演する音楽に必要な難題が多かったので・・・(汗)・・・つい熱く語りたくなってしまうのかもしれません。

マリンバでは、即興的なマンゴーさんとの掛け合いをしました。自分としてはやっと少しわかってきた感じ。

でも、まだまだ。真面目に取り組めば、やっただけの新しい発見がある。

ネマムササも、昨年とは違う、もっとノリが出てきた気がします。

自分で驚いたのは、歌をうたっているとき、とっても幸せだったこと。

とっても気持ちよく音の世界に身を任せてしまう自分を発見しました。

ビックリ。

そして、武蔵美での演奏が、CDになります。

とても楽しみ。

そして、CD発売に伴い、再びライブコンサートが出来るかも・・・。

詳細がわかり次第、またお知らせします。

是非マンゴーさんの公式ウェブサイトに行ってみてください。

マンゴーさんの新作「オイ!リンバ」PV情報に、コンサートの時演奏した曲「small」があったり、親指ピアノのこともわかりますよ。

http://sakakimango.com/j_index.html

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