「 みすゞ with ゆい」公演、無事に終えることが出来ました。
遅くなりましたが、お忙しい中をお運び頂いた皆さま、気にかけて下さった皆さま、そして応援くださった皆さまに、心から感謝申し上げます。
ちょうど一週間前の今頃、公演の昼の部の真っ最中だったと思うと、時間が経つのがとても早く感じます。
終演後 お客様も退館されて片付けている真っ只中に大きな地震もありましたが、大事には到らずホッとしました。
14年前に共演させていただいた朗読の小口ゆいさんのお誘いで、再び共演することとなったこの公演。
以前の投稿でお伝えしましたが、私にとっては様々な意味で思い入れの強いものでした。
14年の間に経験した様々なことが、自分の表現にどの様な彩を与えてくれたのか?、果して自分は何か変化したのか?
問いかけながら、何が出来るか、どのように表現したらよいのかを探りながらの日々でした。
なかなかこれと言った決定打が無くて、焦ったりもしたのですが・・・。
ゆいさんと初リハーサルで、朗読にあわせてみたら難無く音もイメージが湧いてきたり、演出の白素雲さんの詩の解釈やイメージにヒントをいただいたり。
また、そんな日々の中を聴きに行ったライブやコンサート、出会った人々から何かしら与えていただくヒントがあって、始まる前には不安だったにも拘らず、本番では大変自由に楽しく演奏できました。
初めてお会いしたお客さまにもご好評をいただき、嬉しかったです。
公演の前半は、ゆいさんと、作曲ピアノ歌で共演された娘さんでもある彩亜さんのステージ。お二人が一緒に歌ったり、声を重ねたり。
親子だからこその重なるもの、それぞれのもの・・・。その対比が感慨深く胸にしみわたりました。
後半は、真ん中の写真の中国舞踏の松田育さんが、最初と最後に会場に流れた奥華子さんの音楽に載せて踊り、それはそれは可愛らしく儚くも華やかで、この世のものではないようなピュアなみすヾの世界を表現されました。
私はゆいさんの朗読に、大変即興的にマリンバで打楽器で、音を重ねました。
今回の心に留めたことは、「遊び心」とただの伴奏としてではなく、「時にとても存在感のある音」を目指しました。
このような機会に恵まれたことに、心から感謝します。
そして、この公演を機に、また新たに進んでいこうと思います。
有難うございました。