昨日10月25日、前回の表現茶会にも出演してくださったボイスパフォーマーの、徳久ウィリアムさんが企画された、ワークショップに参加してきた。
講師はプロのスポーツトレーナーであり、しかも音楽やダンスをするパフォーマーに対しても身体の悩みは受け付けます、といってくださるような 浅井隆之氏。
私は身体とアタマ(思考)が分断しやすい性質があって、若いころから悩んでいました。
ここ5年近く辞めそうになりながら必死に続けてきたアイアンガー・ヨガが、やっと少しだけわかってきたところ。
相方のやましんは1年ほど前に、やはり浅井氏のワークを受けたことがあり、私にもきっと為になると勧めてくれていました。
テーマは「呼吸しやすい身体づくり」
肺が膨らんみやすく しぼみやすいということは、空気が出入りしやすい、つまり呼吸がしやすいということ。
いかに肺を柔軟にするかは、そのまわりの骨や筋肉が柔軟であることがポイント。
まず自分の呼吸を感じるために仰向けになったりうつ伏せになって、思いっきり呼吸をする。
すると左右が違ったり、背中側には空気が入った感じがしなかったり、胸は膨らんでも肋骨のあたりはあまり動かなかったり・・・、気が付かないで今まで生きてきたらしい。
立って肘を上に上げて肋骨をアコーディオンの蛇腹のように伸ばす、息も一緒に吸い込む。
息を吐きながら蛇腹を畳む様に元に戻す。
なかなか広がらない。息をたっぷり吸い込もうと思うのに、入ってこない。
普段伸ばしていない部分らしく、伸ばすとミシミシ痛む。
これを左右何回も繰り返してみる、すると・・・
気が付いたら、重心が下に下がって立っているのがとても安定して楽になった。
なんだか、あっという間だった。
親指のストレッチは、私のように肩が内側に入る込んでいるのを好い状態にするのに、もってこいらしい。
とにかく痛い。でも親指の付け根からねじるように伸ばすと肩が外向きになる。
パーカッションやピアノなど腕を前にして演奏する人にとっては、大変有効なストレッチ!!
親指から腕、肩、そして指や背中まで、どのストレッチも音楽家にとっては大切なストレッチ。
行った順番は違うが、下半身についてはヨガで学んだことを別の表現で説明していただいた感があった。
股関節のストレッチはいわゆる相撲の四股。
股関節が硬いのでそのままの姿勢を保つのが難しい。すぐユラユラこけそうになる。
この姿勢のポイント、膝の向きが外側に向いている事や尾骨が下に向く様にすることは、ヨガで言われていることと見事に一致。
立ち方で足の外側にも体重が乗るように立つとかかとにもしっかりと乗れて、膝はまっすぐに前を向き、結果股関節が広がる。
すると下半身しっかり安定、プラス尾骨を下に向ける。
あら不思議。さっきは数秒しか保てなかった姿勢が、安定した。
体側全体のストレッチは最初の肋骨蛇腹ストレッチ(勝手に命名)を腰の方まで続けて伸ばし、片足で立ってみる。
はじめにトライした時は3秒も立っていられなかった。しかし足の使い方尾骨の向きに注意してやってみると、ちゃ~んと片足で立てた!!
約2時間、終わったころには足がしっかり地に付いた感じが100パーセント。
いかに普段はアタマのほうに気が行っちゃっているかよくわかった。
浅井さんのお話は大変面白くて、ただスポーツが出来るようなるための身体としてヒトを見ているのでなく、「ヒトが生きていると言うことは身体も心も一番いい状態で使ってあげたら、きっと生き易くなってもっともっといろいろ楽しくなるかもしれないよ」と人々に元気を与えていらっしゃるように感じました。
素晴らしいワークショップ(なんてったって解りやすかった!!)を行った浅井さんと、こんな企画を立ててくださったウィリアムさんに感謝。
自分の身体にガンガン役立てます。
コメント
ご参加有難う御座いました!
このワークは定期的に開催したいですね。
いや~、是非是非 定期的な開催を望みます!!
しっかしウィリアムさんの周りには面白い(これは私の最高の褒め言葉です)人々が沢山いらして、感動ものです。
お知らせいただいて行けばかならず、知らなかった分野が心と身体に飛び込んできます。
また、楽しみにしています。有難うございました。
スタジオバミでやるのは如何ですか?
私は浅井さんのマネージャーでも何でも無いので、
どんどん彼を使ってあげてください~
でも、来年頭ぐらいに、前半は浅井ストレッチ、後半は呼吸法100連発的なワークは企画したいなあ。
ウィリアムさん、
なるほど、浅井さんの良さをスタジオバミ周辺の地域の皆様にも知っていただくのは、実にいいことですね~。
バミスタ企画も、考えてみます。なんだか面白くなってきた!!
でもウィリアムさん企画も目からうろこな発想(呼吸法100連発?!)で、やはり興味津々です~。