近況とライブのお知らせ

9月になりました。

しばらく雨続きで、とても夏とは思えないような涼しい日々だったけれども、今日は久々に雲ひとつ無い晴れ!!

夜中までの雨で、朝の空気はヒンヤリしていますが、これから暑くなりそうです。

それでも真夏の物凄い暑さにはならないような、秋の気配を感じます。

昨年末から様々な変化があり、演奏もスローペースでの活動が続いていました。

個人的には、教育や福祉などにこれまで以上に興味を感じたり、関わらざるを得ない状況になりました。

そんな状況で 「今年は ”バミ祭り” の開催はお休みの年かな~?」 と思っていたのですが、昨年共演する予定だった ヴァイオリンの向島ゆり子さんも加えて、ピアノの千野秀一さんが帰国された際に再び共演したいとずっと考えていました。

今回千野さんの帰国に伴い、その夢が再び叶うこととなりました。

私の即興の原点は 荻窪グッドマン(現 高円寺グッドマン) で現在も続いている即興グループに参加したことです。

それまで自分はクラシックの打楽器奏者という自負が強く、他のジャンルは ちょっとバンドのお手伝いとか、ガムランを少しという程度のかかわりしかしてきませんでした。

今から18年くらい前でしょうか、 「犬狼都市(キュノポリス)」 に誘われて参加してみたものの、即興というのは本当に何が正しくて何が間違っているのか分からないし、楽譜の無いものを音にするということはとてつもなく難しいことでした。

いつも 「もう自分にはむりかも・・・」 と思いながら、負けず嫌いと しつこい性格のお陰で止めずに続けました。

そんな中、何回か対バンとして演奏された千野さんのピアノの演奏を聴く度に、私は物凄く感動し、心の中で出したい音のイメージがとてもハッキリと浮かび続けることに驚きました。

森の中の音のようでもあれば、ジャズのようであり、時にオーケストラのようでもあり、嵐のようでもある。
そんな音の世界を、ピアノという楽器で即興で表現する!!
目から鱗でした。
そして、いつの日か 千野さんと共演したい!!、と夢見ていました。

その夢が昨年のバミ祭りで叶い、直前までの不安は音を出したと同時に消えて、それは楽しい時間を過ごしました。

本当は、向島さんともご一緒するはずだったのですが、当日の朝ご家族の急な病の為、本番が始まってからもなんとか駆けつけようとしてくださったのですが、間に合わなかったということがありました。

向島さんは、私の桐朋学園音楽高校、大学での仲良である 美尾洋乃さんが以前共演されていたライブで演奏を始めて聴かせていただき、ヴァイオリンをここまで自在に即興も記譜されたものも含めて自由に演奏し、しかも音による色気や力強さ繊細さ、様々なニュアンスを弾き分けられる素晴らしい方だと感じたのを覚えています。

そんなお二人と、昨年の 「バミ祭り」 では実現しなかった夢の共演を行います。

ご都合がよろしければ、是非ともご来場いただき、幸せな音の時間を共有していただけたら、と願っています。

〜〜〜〜〜〜
即興ライブ 「夢の続き」
9月18日(木)
場所  公園通りクラシックス
開場  19:00   開演   19:30
入場料   前売り   ¥2700    当日   ¥3000
出演
千野 秀一  ピアノ
向島 ゆり子  ヴァイオリン
方波見 智子  マリンバ

公園通りクラシックス
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町19-5
東京山手教会B1F

http://k-classics.net/

予約・問い合わせ  http://studio-bami.com/    info@studio-bami.com

プロフィール

 千野秀一

1970年代からピアニストとして多方面で活動。『ダウンタウンブギウギバンド』『WHA-HA-HA』『Ground-0』などのグループに参加。90年代からはデジタルソースを用いた実験的な作品の制作やソフトウェアの開発を行う。映画では『ヒポクラテスたち』(大森一樹監督)、『赤目四十八瀧心中未遂』(河内紀監督)などを手掛ける、舞台では大駱駝艦の大半の作品を手掛ける。2008年からベルリン在住。

向島ゆり子

10代より様々なバンドに関わる一方、串田和美、流山寺祥、故古川あんず、工藤丈輝、京都地点など芝居や舞踏での演奏や音楽監督をつとめる。96年オリジナル曲を集めた「right here !!」、00年スウェーデンの鬼才故ラーシュホルメルとのDUOアルバム発表。08年ト リスタンホンジンガーとのツアー、おおたか静流とフランス公演、12年国際交流基金主催東ティモール公演など、ジャンルや国境を越えて活動。CD,映画、アニメ、ゲーム等の録音も多数。近年は上々颱風の白崎映美、鈴木亜紀などのプロデュース、ソロバイオリンのジャンルも開拓。
方波見 智子

桐朋学園大学スヴェーリング音楽院(オランダ)卒業。オーケストラ奏者、音大講師等の活動を経て現在即興演奏やバンドでヴォーカルも担う。主宰するスタジオ・バミでは、音を楽しむWSやミニコンサートを催し音楽の可能性を探求中。マリンバグループ アンサンブル・マレット、ガジュマル・アンサンブル、即興ユニット キュノポリス、ペイガンバンド まぼろしペイガンズのメンバー。       

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